STUDIO VOICE

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「スタジオ・ボイス」アーカイブプロジェクトについて

雑誌「スタジオ・ボイス」は1976年に創刊、2009年に休刊となるまで多くの読者からの支持を得て、発刊数は405号を数えました。
創刊当初はアンディ・ウォーホルの「Interview Magazine」(アメリカ)との提携誌であったこともあり、著名人やクリエイターとの対話を中心とした、日本初の本格的インタヴュー雑誌として知られるようになります。タブロイドサイズという特異な雑誌判型も、その後続く「スタジオ・ボイス」のアイデンティティのひとつでした。
1980年代に入り、日本のアイドル、作家からクリエイターまで、“時代の顔”を表紙に登場させ、一般には見せない彼らの一面を写真とともに切り取っていく独自のスタンスが、「スタジオ・ボイス」の存在を高めることになりました。
「ラジカル・コンテンポラリー」をキャッチに特集主義を打ち出したのは85年のこと。その後この「特集主義」は形を変えながら、2009年まで継承されることになります。
無線綴じ、マット系の紙、記事/ビジュアル/デザインの一体化——最も長い間、続いた「スタジオ・ボイス」のフォーマットは1990年に完成しました。音楽、映画、写真、マルチメディア、スピリチュアル、カウンターカルチャーなど多様な文化現象を掘り下げ、東京を代表する雑誌として海外からも注目を集めるようになります。
「陰毛解禁運動」(78年)、「松田聖子」(81年)、「タモリ」(82年)、「村上春樹」(83年)、「ヌードエスプレッソ」(86年)、「写真集の現在」(90年)「三島由紀夫の檄」(91年)、「路上にて」(92年)、「ゴダール!ゴダール!」(94年)、「シャッター&ラヴ」(95年)、「マジカルハーブの新世紀」(96年)、「エヴァンゲリオン」(97年)、「建築を楽しむ」(98年)、「グラフィティの未来系」(02年)、「最終コミックリスト」(05年)・・・これらバックナンバーはいまでもネットや古書店で幾度となく目にするタイトルではないでしょうか。
「スタジオ・ボイス」は残念ながら「紙」の雑誌としては休刊となりました。しかし、現在のデジタルテクノロジーや新たな流通システムを用いることで、過去の蓄積を再び読者の皆さんに提供できないか?——「スタジオ・ボイス」アーカイブプロジェクトはそんな思いのもとでスタートしました。
ウェブ上で無料で閲覧できるアーカイブコンテンツに加え、今後は特集ごとやテーマ別に再編集した有料のPDFブックのリリースも予定しています。過去と現在、そして未来をつなぐものとしての「スタジオ・ボイス」アーカイブ。今後の新たな展開にご期待ください。
□ 問い合わせ
株式会社INFASウェーブ
STUDIO VOICE編集部
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